2月の上旬、帰宅後夕飯を作ろうとしていたところ突然胸のあたりに鋭い痛みが走ります。
(またか…)と嫌な予感がしました。
実は2か月ほど前にも、同じような症状で、肺に穴があき、胸痛や呼吸困難などの症状がでて、
重症化すると命の危険すらある自然気胸という病気を診断されていたのです。
すぐさま病院に行くと案の定自然気胸が再発していました。
気胸は2回目から高確率で再発してしまうため、手術をしたほうがよいと先生は言います。
しかし、いままで一度も手術を受けたことがない私は、
全身麻酔による眠りから一生目を覚まさないのではないか?
貧血気味だから手術で失血死してしまうのではないか?
と手術に対する不安がありました。
このまま手術せずにいたら呼吸困難で死んでしまうのではないか?
もし今回の気胸が治ったとしても再発してしまい、次こそは死んでしまうのではないか?
という気胸に対する不安が頭の中を駆け巡ります。
そしていろいろ悩んだ末、結局手術を受けることに決めました。
いよいよ手術当日、不安とワクワクが入り混じる感情のまま、
家族と看護師とともに手術室に向います。
しばらく歩いていると目の間に大きな自動ドアと「使用中」のランプ、その前で家族とはお別れします。
自動ドアをぬけると、さらにもう一つ大きな扉があり、そこで本人確認をします。
手術室のドアを開けるとそこには、ライトで照らされた手術用の担架や様々な機械、
お医者さんや手術室看護師さんたちが目に入りました。
「おねがいします」と言いながら担架に寝転ぶと麻酔を入れられ、いつの間にか眠ってしまいました。

目覚めたのは約3時間後、一番最初に目にしたのは集中治療室の天井でした。
(無事に終わったのか…)と安心しているとまさにそこからが地獄の始まりでした。
約10時間ほど寝たきり生活が始まったのです。
動きたくても動けないという地獄のようなつらさが私を襲います。
手術後ってこんなにつらいのかと思いました。
はじめての手術で、良い経験になったとは思いますが、
やはり健康第一だなと心から感じました。

